暗い血の旋舞
時は明治中期。
東京の骨董商の娘ミツコは、駐日オーストリア公使に見初められ、結婚する。
夫はハインリッヒ・クーデンホーフ伯爵。
夫・子供たちと渡った世紀末の欧州は、まさにハプスブルク帝国の終末期。
7人の子を授かり、夫の急死後は、クーデンホーフ・カレルギー伯爵家を宰領し、子供たちを育てあげ、激動の時代を生き抜き、ウィーン社交界の華とうたわれたという。
ゲランの名香「ミツコ」の名の由来という説もある華やかな人生。
その実像を、壮大なスケールで描く歴史長篇!
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