薫香のカナピウム
赤道直下の熱帯雨林、地上四十メートルの林冠部が〈カナピウム〉と名付けられた未来。
豊かなる生態系を誇る樹上には、多彩な生物が集まっていた。
生命の坩堝たるこの場所で生きる少女たちは、枝から枝へしなやかに跳ぶ――。
やがて〈巡りの者〉と出会った少女たちは恋を知り、ともに森を襲う試練と闘っていく。
日本SF大賞を受賞したSF巨編『華竜の宮』で人類滅亡の危機と闘いもがく人々を描き話題を呼んだ著者が初めて紡ぐ、たおやかなる少女のビルドゥングスロマン。
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