球は転々宇宙間
1980年代終わり、日本のプロ野球は3リーグ18チームの時代を迎えていた。
原は横浜、江川は浦和、掛布は千葉へとそれぞれにトレードされていく。
大都市集中ではない地元密着のチーム、それは日本の真の地方の時代の幕開きでもあった……。
根っからの野球好きである著者が、自らの夢を託し、プロ野球の将来の発展を願って書いたこの処女作は、吉川英治文学新人賞を受賞し、野球ファンからも熱烈に歓迎された。
いわば走者一掃の三塁打的後味さわやか近未来野球小説である。
更新中です。しばらくお待ちください。