2008年の第138回芥川賞受賞作! 娘の緑子を連れて大阪から上京してきた姉でホステスの巻子。<br />巻子は豊胸手術を受けることに取りつかれている。<br />緑子は言葉を発することを拒否し、ノートに言葉を書き連ねる。<br />夏の三日間に展開される哀切なドラマは、身体と言葉の狂おしい交錯としての表現を極める。<br />日本文学の風景を一夜にして変えてしまった傑作。<br />