月への梯子(はしご)
‘ボクさん’こと福田幸男は母の遺したアパートの大家、40歳。
知能は小学生並みだが、皆に愛されノンビリ平和に暮らしていた。
ところがある日、入居中のスナック勤めの女が殺された。
屋根の修理中で上っていた梯子から死体を発見したボクさんは、驚いて転落してしまう。
やがて退院すると住人が皆失踪、しかも全員身元を偽っていた! これを機に、ボクさんに驚くべき変化が起こり始める…。
人は何をもって幸福になるのか。
<知る>ことの哀しみが胸に迫る長篇ミステリー。
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