冬子は29歳の妊婦。<br />なぜか十月十日を過ぎても生まれる気配はまったく、ない。<br />1年目、2年目と順調に膨らみ続けたお腹は、まるで小山のよう。<br />夫は「元カレに宇宙人とかいないよね?」と疑いの目を向け、マスコミや医学界はツチノコ級の珍獣扱いをし始め、奔放な妹は姉を助けようとしてますます騒動を巻き起こす…。<br />冬子のお腹は、そして胎内の赤ちゃんは一体どうなってしまうの!? 女優であり本作の映画化で監督デビューを果たした著者の、キュートでパンクな処女小説!