平安時代の公卿、小野篁。<br />現世と霊界を自由に行き来したという彼の予言書には「京都に災いが起こる」と記されていた。<br />その予言書の持ち主・高田が十津川のもとを訪れ、忌まわしい来歴について語り、調査を依頼。<br />そして高田は忽然と行方を絶った――。<br />京都で次々と発生する怪事件。<br />予言書との関連は? 悲劇をくい止めるべく、十津川は京都に向かう!