猫とみれんと 猫持秀歌集
面白いのである。
面白いだけでなくやがて哀しいのである、と山本夏彦氏が絶賛した異色歌集。
「尻舐めた舌でわが口舐める猫好意謝するに余りあれども」「出前なし話し相手はさらになしもういくつ寝れば来るお正月」「『ハンサムでおとなしくっていい猫ね』動物はみな飼い主に似る」……。
自称「目医者、うた詠み」、妻に逃げられ、猫と暮らす著者が、過ぎし日々と飼い猫にゃん吉への愛を諧謔に託して詠んだ全380首。
浜野孝典が描く郷愁あふれるイラストをあわせ、一冊とする。
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