京の郊外に居を構え静かに暮らしていた雨宮蔵人と咲弥だったが、将軍綱吉の生母桂昌院の叙任のため、上京してきた吉良上野介と関わり、幕府と朝廷の暗闘に巻き込まれてしまう。<br />そして2人は良き相棒である片腕の僧、清厳とともに江戸におもむき、赤穂・浅野家の吉良邸討ち入りを目の当たりにする事となるのだが。<br />2人の運命は如何に……。<br />『いのちなりけり』で歴史小説界に新たな地平を切り開いた作者が、名コンビを再び登場させた！ 葉室麟の野心作。<br />
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