パンドラ・ケース よみがえる殺人
「悪趣味だな。
仲間で最初に死んだ人間の十三回忌に開くタイムカプセルなんて」。
昭和四十六年、雪の温泉宿に集まった八人の大学生は、卒業記念のカプセルに、思い思いの品を納めた。
「あたしがきっと最初だわ」と呟いた半田緑は、五年後に失踪。
十七年後、七人が彼女の箱を開けると、中には干涸びた指と指輪。
その三日後、仲間の一人が首無し死体に! 塔馬双太郎は仲間と事件に挑む。
高橋克彦ならでは、‘思い出したくない過去の、懐かしく甘美な恐怖’を堪能できる傑作長篇!
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