秘太刀馬の骨
北国の某藩で、筆頭家老が暗殺された。
暗殺につかわれたのは、幻の剣「馬の骨」。
下手人不明のまま、それから6年。
闇にうもれた秘太刀の探索を下命された半十郎と、その上司の甥で江戸からやってきた銀次郎は、ソリが合わぬまま、藩内の剣客ひとりひとりと立ち合うことになる。
「馬の骨」を伝授された者はだれか? 一体どのような剣なのか? やがて秘剣のうらに熾烈な政治の暗闘がみえてきて……。
‘下手人さがし’というミステリーの味わいも深い、藤沢時代小説の傑作。
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