星のしるし
世界はしるしに満ちていて、もろく、美しい――。
『春の庭』で第151回(2014年上期)芥川賞を受賞した柴崎友香の傑作!30歳を目前にした会社員・果絵と、その恋人、友人、同僚、居候らが大阪の街を舞台に織りなすゆったりとしたドラマ。
祖父の死、占い、ヒーリング、UFO、宇宙人……。
日常の中にごくあたりまえにあるいくつもの見えない「しるし」が、最後に果絵にひとつの啓示をもたらす。
繊細で緻密な描写力によって、世界全体を小説に包みこむ方法を模索してきた、純文学の世界で最も注目される作家の集大成的作品です。
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