小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。<br />ある日、ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えてしまったが…。<br />表題作の「モノレールねこ」ほか、ザリガニの俺が、家族を見守る「バルタン最期の日」など、夫婦、親子、職場の同僚など、日常にさりげなく現れる大切な人との絆を描いた8篇。<br />