高松の親戚にひきとられたきょうだいの一人が人形浄瑠璃に魅せられる。<br />塩祭の夜にきょうだいたちに何かが起こる(「塩」)。<br />列車の旅をする英語教師(「峠」)や海沿いの巡礼路をゆく巡礼者(「道」)、渦潮に魅せられたトラック運転手(「渦」)や逃げ出した藍と追う藍師(「藍」)。<br />四国を舞台に、現実と異世界が交差する、五感に響く物語世界。<br />