ゆれる
「ディア・ドクター」「夢売るふたり」「永い言い訳」など、濃密な人間関係を題材に作品を生み出し続けてきた映画監督・西川美和氏の小説処女作田舎を嫌って都会に出た奔放な弟・猛と、田舎に残り実家を継いだ実直な兄。
対照的な二人の関係が、幼馴染みの女性の死をきっかけに、大きく揺らぎはじめる……。
2006年に公開され数々の映画賞を受賞した同名映画を監督自らが初めて小説化。
文学の世界でも第20回三島由紀夫賞の候補になるなど、大きな評価を受けた。
解説・梯久美子
更新中です。しばらくお待ちください。