幽霊シリーズ
昔の男の死体を前に、美しいピアニストは言った。
「どっちかを選ばなくてはならなかったんです」……彼女に翻弄され、不倫の恋に走った挙句毒を呑んで死んだ兄と、バイオリニストの弟。
女と男が再会したのは、チャイコフスキー「ロミオとジュリエット」のゲネプロだった。
表題作ほか、「後ろ姿の夜桜」「スキャンダル、スキャンダル!」「私の秘密はあなたの秘密」「夜は知っていた」「夕やけ小やけ」「闇に迷って」の計7篇を収録。
国民的作家・赤川次郎の、記念すべき600作目は、デビュー以来の「幽霊シリーズ」第26作。
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