ファインダーズ・キーパーズ
エドガー賞受賞『ミスター・メルセデス』続編 少年ピートが川岸で掘り出したのは札束と革張りのノートが詰まったトランクだった。
父が暴走車によって障害を負ったピートの家では、毎晩のように両親がお金をめぐって喧嘩をしていた。
このお金があれば、両親も、そして妹も幸せになれるに違いない。
ピートはお金を小分けにして、匿名で自宅に郵送しはじめた…… そのカネは強盗モリスが奪ったものだった。
アメリカ文学の傑作とされる小説を発表後、筆を断って隠棲する作家ロススティーン。
その家を襲い、カネとノートを奪ったのだ。
モリスにとって大事なのはカネだけではない。
膨大な数のノート。
そこには巨匠の未発表の文章が記されている。
ロススティーンの小説に執着するモリスにとって、そのノートこそが何ものにも代えられない価値を持っているのだ…… 強盗と少年、徐々に近づいてゆく二人の軌跡が交差するとき何が起こるのか? スティーヴン・キングがミステリーに挑んだ傑作『ミスター・メルセデス』続編登場。
幻の小説に執着する犯罪者の魔手から、退職刑事ホッジズと仲間たちは家族思いの少年ピートを守ることができるのか?
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