インフルエンス
一つの出来事が人の心に落とす影響が、人と人を結び、やがて事件を呼び込んでゆく――。
著者渾身の傑作ミステリー!巨大団地で生まれ育った戸塚友梨は小学校二年の時、仲良しの里子が祖父から虐待を受けていることに勘づいたが、救えなかった。
中学生になった友梨は、夜道で襲われかけた友人の真帆を助けようと暴漢を包丁で刺してしまうが、翌日その事件で警察に連行されたのはなぜか里子だった――。
心の底に秘めていた小さな思いがからみあい、取り返しのつかない人生の場面へと繋がって行く。
大人になった三人の同級生の人生が三たびからむ時、この関係が行き着く意外な結末とは。
「人を追い詰める本当の存在」を描きリアルな焦燥感が真に迫る傑作長編ミステリー。
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