春から夏、やがて冬
スーパーの保安責任者の男と万引き犯の女。
偶然の出会いは神の思し召しか、悪魔の罠か? ミステリーの限界を超えた‘現代の神話’ スーパーの保安責任者・平田誠は、ある日、店で万引きを働いた末永ますみを捕まえた。
いつもは情け容赦なく警察へ引き渡す平田だったが、免許証の生年月日を見て気が変わった。
昭和60年生まれ。
それは平田にとって特別な意味があった。
平田はますみを見逃すことにした。
これがきっかけで二人に交流が生まれ、やがて平田は己の身の上をますみに語り始める――。
偶然の出会いは神の思し召しか、悪魔の罠か?二人を結ぶ運命の糸は、思いもよらない結末へと繋がっていた!トリックなし。
しかし、ラストで世界が反転する!‘絶望’と‘救済’のミステリー。
解説・榎本正樹
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