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紅雲町珈琲屋こよみ

累計50万部の人気シリーズ「紅雲町珈琲屋こよみ」最新作!北関東の小さな町で、珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」を営むお草さんの日常に起こるふとした事件。
秋のある日、草のもとに旧友の初之輔から小包が届く。
中身は彼の書いた短い小説を絵巻物にしたものだった。
これをきっかけに、初之輔と再会した草は、彼の苦しかった人生を元気づけるために、彼の短編を活版印刷による小本に仕立て贈ることにした。
この本を作るために小さな印刷会社と関わり、個人データ流出事件に遭遇。
行き詰まる印刷会社を助けることに。
草の働きによって、印刷会社周辺の人々の記憶までもが明るく塗りかえられてゆく。
「一つほぐれると、また一つほぐれてゆくものよ」――逃した機会、すれ違い、あきらめた思い――長い人生、うまくいくほうがまれだったけど、丁寧に暮らすのが大切。
お草さんの周囲にあたたかく描かれる人間の営み、日常にふと顔をのぞかせる闇が読むものをグイグイ引き込む大人気シリーズ第6弾。
お草さんの想いと行動が心に染みる珠玉の一冊。




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