光の人
1000人の孤児を救うため、ひとりの男が立ち上がった。
戦後。
廃墟と化した東京を中心に、全国で十二万三千人の「戦争孤児」が生まれた。
自ら飯を調達して食べることができず、寝泊りする場所すら持たない子供が、唐突に十二万人以上現れたのだ。
国から見捨てられた孤児たちの命と未来を守るため、一人の男が立ち上がる。
当時、彼は十七歳の少年先生。
職も我欲もなげうって、半世紀に及ぶ茨の道を歩いた――。
「プロジェクトX」元プロデューサーの著者が、実在の人物をモデルに描く感動の物語。
「この国の歴史には記されなかった 切なく雄々しい愛の物語である」(今井彰)
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