偉大なるスター、キング・オブ・ポップが51歳で急逝。<br />子供時代、二人の兄、一人の姉と共にグループでデビュー後、独立して類稀な歌と踊りで世界の救世主となっていた。<br />遺されたのは11歳の娘、名前は‘傷痕’。<br />だがその出生は謎に包まれ、ポップスターの本当の子供なのかどうかさえ明らかではなかった。<br />色めき立つイエロージャーナリズムの記者や、遺族を名乗る者たち。<br />彼女は、世界は、カリスマの死をどう乗り越えるのか――。<br />解説・尾崎世界観