本意に非ず
光秀はなぜ信長を討ったのか――。
文庫書き下ろしの人気作家による本格歴史小説集!明智光秀――一番愚かなのは余よな。
気づかぬうちに愚挙の旗印にされていた。
松永久秀――極悪の者という評判は三好ではなく、松永が引き受けましてござる。
伊達政宗――父を死なせ、弟を殺し、得たものはなんだ……。
長谷川平蔵――夢は潰えたか。
ならば、火付盗賊改方の鬼と言われてくれる。
勝海舟――龍馬と西郷を犠牲にして、それをこの眼で見なきゃいけねえのが一番の後悔だ。
歴史の流れに逆らえず、理想や志と裏腹な決意をせねばならなかった男たちの無念と後悔を描く傑作歴史小説集。
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