「あんた、ゴミサトシって知ってるか?」 元刑事の河辺のもとに、ある日かかってきた電話。<br />その瞬間、封印していた記憶があふれ出す。<br />真っ白な雪と、死体――。<br />あの日、本当は何があったのか? 友が遺した暗号に導かれ、40年前の事件を洗いはじめた河辺とチンピラの茂田はやがて、隠されてきた真実へとたどり着く。<br />『スワン』で日本推理作家協会賞、吉川英治文学新人賞を受賞。<br />圧倒的実力を誇る著者が、迸る想いで書き上げた大人のための大河ミステリー。<br />