「飢えの雲、天を覆い、地は枯れ果て、人の口に入るものなし」――かつて皇祖が口にしたというその言葉が現実のものとなり、次々と災いの連鎖が起きていくなかで、アイシャは、仲間たちとともに、必死に飢餓を回避しようとするのだが……。<br /> オアレ稲の呼び声、それに応えて飛来するもの。<br />異郷から風が吹くとき、アイシャたちの運命は大きく動きはじめる。<br />圧倒的な世界観と文章で我々に迫る物語は完結へ!