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くっすん大黒

賞賛と悪罵を浴びた戦慄のデビュー作大黒様を捨てようとして始まる日常の中の異次元世界。
日本文学史に衝撃的に登場した芥川賞作家の処女小説。
「河原のアパラ」を併載。
三年前、ふと働くのが嫌になって仕事を辞め、毎日酒を飲んでぶらぶらしていたら妻が家を出て行った。
誰もいない部屋に転がる不愉快きわまりない金属の大黒、今日こそ捨ててこます日本にパンクを実在させた町田康が文学の新世紀を切り拓き、作家としても熱狂的な支持を得た鮮烈なデビュー作、待望の文庫化。
解説・三浦雅士




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