久蔵の息子・大助の着物の袂に、助けを乞う結び文が入れられた。<br />大助は身に覚えがないと言うが、文の切実な願いを感じた久蔵は、探索を始めることに。<br />大助が学問所の帰りに立ち寄った店を調べて回ると、この数日甘味処《桜や》の雨戸が閉まり、老夫婦と孫娘の姿も消えているという。<br />結び文との繋がりは? シリーズ第十四弾。<br />