音楽が鳴りやんだら
作詞・作曲の天賦の才に恵まれた、福田葵。
彼が幼馴染と組んだバンド「Thursday Night Music Club」、通称サーズデイが、とうとう大手レコード会社の目に留まった。
デビューの条件は、ベーシストを入れ替えること。
「君には音楽の才がある。
代償を恐れて自分で才能の芽を潰すことは、音楽への裏切りにもならないか」プロデューサーの中田の言葉を受け入れ、メジャーデビューを決断した葵は次第に変貌し――。
芥川賞作家の新境地、圧巻のバンド小説。
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