暗闇の中、柳原通りを歩く生薬屋の主人・宗兵衛と手代・元造は、四人組に急に斬りつけられ、命と金を奪われる。<br />調べに乗り出した倉田佐之助ら「鬼彦組」は、下手人たちが呉服屋襲撃をも計画していることを知る。<br />思い通りにはさせまいぞ……同心たちの粘り強い張り込みが始まった。<br />剣戟場面の連続に頁を繰る手が止まらない!