江戸で火事が多発する折から、廻船問屋・徳州屋が開いた「おとな花火の宴」で怪事が発生。<br />池の上の闇に二間(約三・六メートル)にも及ぶ真っ赤な顔面が現れ、やがて顔は燃え上がり、火花を散らして破裂した!京都の怪かし・宗源火かと思われたが、根岸らの調べでからくりが暴かれる。<br />一筋縄ではいかない火事騒動の顛末は?