徳川慶勝、一橋茂栄、松平容保、松平定敬――徳川の傍流に生まれて幕末、維新の波に翻弄された悲運の高須松平家・四兄弟。<br />彼らの近くにいて、激動の時代に「生きる選択」をした女性たちを描いた物語。<br />新田次郎文学賞、本屋が選ぶ時代小説大賞をW受賞した『葵の残葉』に連なる作品です。<br />