明治三四年九月、命の果てを意識した子規は、食べたもの、服用した薬、心に浮んだ俳句や短歌を書き付けて、寝たきりの自分への励みとした。<br />生命の極限を見つめて綴る覚悟ある日常。<br />直筆彩色画をカラー収録。<br />