バルサミック・ムーン
36歳の独身OLふゆみ。
キャリアの長さから‘社内の生き字引き’と称され、事あるごとに頼りにされる存在。
でも、時に虚しさを感じることも…。
そんな彼女のもとに一通のメールが届いた。
送り主は、以前会社にいた一回り近く年下の男子・一誠。
彼は退社後もなぜかふゆみを慕い、たまに連絡をよこしては、なんだかんだと相談をもちかけてくる。
仕方ないなーと言いながら話を聞いてやるふゆみは、実は、甘え男子の一誠が好きだったのだ。
今回も、彼女にふられたと落ち込んでいる一誠を慰めるうちに、ふたりはうっかり関係を持ってしまう。
そんな一誠とふゆみの周囲には、ふゆみの同期のエリート社員・景山、一誠同様ふゆみを慕う、一誠と同期のだいちゃんなど、さまざまな男性がいるのにも関わらず、ふゆみはいつまでたっても煮え切らない一誠と関係を続けるのだが…。
人生の曲がり角に立つ一人の女性が、月の満ち欠けのように、悩みながらもひとつの道を見つけていく物語。
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