帝主催の会を竜頭船から見ていた大納言の娘・未散はふとした拍子に川に投げ出されてしまう。<br />そこを助けてくれたのは二の宮の親王・鷹仁だった。<br />たくましい腕が未散の体を抱き寄せ、形のいい唇が重なり息を送り込まれる…。<br />一目で恋に落ちてしまった未散は少しでも鷹仁に近づこうと東宮妃である黎子の女房となる。<br />だが黎子は鬼の宮様と言われるほどの意地悪で――!?