その美しさのために奴隷商人に捕えられ、高級奴隷として売られる寸前に間一髪のところで助けられたサーティウは自国から迎えがくるのを待っていた。<br />だが安心したのもつかの間、衝撃の知らせを受ける。<br />監禁されていたあいだにクーデターが起き、両親が殺されたというのだ。<br />嘆くサーティウをたくましく抱きしめてくれたのは、危険な瞳を持つ王族の男。<br />亡命をし、俺のそばで生きろと言うのだが!?