ぼくのたった一度の恋は、中学二年の時だった。<br />春の風のような幼なじみの裕也。<br />猫のように気まぐれだけど、誰にでも好かれ明るくいつも笑っていた。<br />ぼくたちはすべてをかけて愛し合いーーー彼は春の風に還っていった。<br />せつなくて大切な幸せの記憶。<br />あれほど愛しい存在はもう二度と現れないだろうと思っていたぼくだったが二十五年後、奇跡のような出会いが待っていた!! せつない究極のハッピーエンド・ストーリー!