記憶喪失で発見され、人買いに売られてしまった少女イーリスは、競りの舞台に立たされていまにも娼館主に落札されそうになっていた。<br />そこを助け出してくれたのはヴィクト。<br />イスカンリア皇国の誇り高い千人隊長だった。<br />だが彼は助け出してくれたものの、冷たい態度をくずさない。<br />いぶかしむイーリスに自分が皇女だという事実を告げるヴィクト。<br />彼への反発と、惹かれてしまう相反する想いに揺れるイーリスは!?