かつて伝説の名探偵と呼ばれ各業界に名を馳せた今は亡き太一の祖父は難事件を解決してもいっさいの謝礼を拒んだ高い志を保った豪傑だった。<br />対する孫の太一は騙されやすい母親のおかげで、万年金欠でお金への執着が日に日に強まるばかり。<br />そんな太一を助けたいのか、祖父は難事件の解決の糸口を示唆してくれるようになる。<br />――脳裏に祖父の面影と旧海軍旗が浮かぶとき、隠された謎が暴かれる!