祖父の跡を継ぎ仕立屋になった理久は、得意客のために仕立てたスーツをもってホテルを訪ねる。<br />そこで出会ったのは裕福な投資家だというアダム・フォーサイス。<br />なにもかも洗練され、圧倒的な存在感のある人だった。<br />その印象的な出会いの日から理久は官能的な夢をみるようになる。<br />それは金色のライオンに愛される夢。<br />そしてライオンは、いつのまにかアダムの姿に変わっていき――。<br />