将軍家御鏡役
「兄である家重が立派な次の将軍となれるよう、助けよ」──まさに青天の霹靂であった。
旅芸人・竹野鷹清は、目の前に現れた大男に突如、こう命ぜられる。
大男の正体は、八代将軍・徳川吉宗。
この現将軍に実の父である、と告げられたのだ。
自由に生きたいと願う鷹清であったが、実の兄で次代将軍となるはずの家重と会って信念が揺らぐ……。
実は家重、病弱であることを理由に弟の宗武に九代将軍の座を狙われ、隙あらば刺客も向けられていた。
鷹清はそんな兄を守ろうと固く決意する。
かくして将軍家に御鏡役が誕生。
家重の影武者となって敵をかく乱する、新たな役職を拝命した鷹清は、我流・鷹の剣を操り乱舞する!果たして、正当なる徳川の血を守れるのか。
期待の新シリーズ、開幕!!
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