天下御免の無敵剣
天下のご政道をつつがなく推し進めるべく、江戸へ下向した六條頼母の元に、京から師匠の珈琳がやって来た。
その目的は、関白の密命を遂げること―すなわち、公武の和合強化のため、頼母に将軍家の姫君を嫁がせることであった。
即座に家斉の第二十七番子、久仁姫と対面するに至るが、その夜、頼母と珈琳は謎の忍びに襲われる。
その狙いは、婚儀の破談か!?朝廷と幕府が近づことを嫌うのは、一体どこの誰なのか。
敵の顔はまったく見えなかった。
そんな折、常陸沖に異国船来航の噂が。
真相を見極めるため水戸徳川城下に旅立った頼母と珈琳。
ふたりの前に真の敵は姿を現すのか!菊と葵の紋が刻まれた粟田口の細太刀が閃く好評シリーズ、波乱の第四弾!!
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