飛燕の小太刀
ようやく自分の素姓を知った誠四郎だったが、お庭番だった父は切腹、御家は断絶、しかも父切腹の理由は不明。
途方に暮れる誠四郎は、両国広小路で屋台商売をしながら父の死の謎を探ろうとしていた。
そんなある日、奥州の小藩・如月藩から台所方の仕事を頼まれた誠四郎。
だが、赴いた屋敷はひとけがなく謎めいた佇まいだった。
屋敷で見聞きしたこと他言無用と念を押され、誠四郎は不審を抱く。
如月藩には跡目の問題があるらしい―日が経つうちに屋敷の秘密に気づいた誠四郎だが、その矢先誠四郎は何者かに襲われ、誠四郎の命の恩人である甚兵衛も凶刃に斃れる。
如月藩にうごめく跡目問題と、父の死にはなにか関わりがあるのか?書下ろしシリーズ第二弾。
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