はやぶさ与力 飛翔剣
もとは南町奉行所の敏腕与力として知られていたものの、兄の後妻の横槍で、甥に役職をゆずる羽目となった若侍・花房尊。
屋敷を追いだされ、長屋暮らしをはじめる尊であったが、そこは生来の変わり者。
不幸な境遇をとくに嘆きも悲しみもせず、気ままな市井生活を楽しみ、『身代わり屋』などという、なんとも奇妙な商売に就くのであった。
だが、名誉欲や金銭欲にはとんと無縁の尊も、かつての腕利き与力の能力―探索好きの心はおさえられない。
身代わり仕事や家の雑事にたずさわりながらも、さまざまな事件捜査に乗りこんでしまうのだが…。
痛快時代小説の新シリーズ、ここに開幕!
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