右京之介国盗り御免
文化七年、若年寄の水野忠成と植村家長は、老中の座を争っていた。
賄賂や誘拐、強盗、暗殺、手段を選ばぬ攻防は、梅の花が散った頃、一族や家来、江戸の町をも巻き込んで激烈を極めた。
出世争いのカギを握るのは、謎の素浪人で助太刀を稼業とする奥山右京之介。
水野家筆頭家老の弱みを握るや強請り、植村家長の姪には自立を促し道場を援助する。
独特の嗅覚、大胆不敵な行動の奥山右京之介が選ぶのは、水野か植村か、それとも……。
遠山金四郎や島津重豪も引き込み渦中に飛び込んだ右京之介の言動が、江戸庶民の度肝を抜き、ぶった斬り、さらなるうねりを生み出していく。
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