天下御免の剣客大名
三河刈谷藩二万三千石の四男として育った土井六郎利位――。
日々、剣の鍛錬を積みながらも、部屋住みとして一生を終えるはずだったが、突如、江戸にいる父利徳に呼び出しを受ける。
そこで待ち受けていたのは、土井本家、上総古河藩七万石藩主で、老中の職にあった利厚であった。
しかも六郎を養子に迎えたい、と懇願されたのである!老中を輩出できる家柄……二つ返事で快諾した。
だが、この顛末は父が周到に準備したものであった。
六郎ら、傍流の土井の血脈は、徳川の世では決して公に宿命があったのである。
その真実を知り、壮大な天命があることを悟った六郎。
出世を果たして、その大願は叶うのか。
あの名家の血を引く大名が定めの剣をふるう、期待の新シリーズ?
更新中です。しばらくお待ちください。