艶お庭番 尾張の蜜謀
徳川吉宗治世の江戸、市中では火事が頻発していた。
しかもそれは、ほとんどが火付によるものと思われた。
そんな折、町火消の梅次は炎の中に裸で飛び込み、逃げ遅れた幼女を助けだした謎の女と出会う。
女は幕府の御庭番・凜。
吉宗の密命を受け、火付の首謀者を探っていたのだ。
凜は梅次とともに火事の現場にいた怪しい浪人を尾け、ついに尾張藩邸に繋がりがあることをつかむ。
事件の背景にいるのは吉宗の政道に批判的な尾張藩主・徳川宗春。
敵に迫る凜と梅次だが、その矢先、宗春配下の隠密集団・土居下衆によって、彼らはとらわれの身に……。
はたして吉宗は、宗春の陰謀を暴くことができるのか。
書下ろし長編時代エンターテインメント。
更新中です。しばらくお待ちください。