師匠の死後、傷心のユギはひとり廟を継ぎ守っていたが、ある日不審な輩に師匠の棺を奪われる。<br /> 碧耀の護衛から戻ってきた符力の左慈とともに、盗人の手がかりを追って霊峰・八華山の護楽院を訪ね、師の師と対面したユギだが、そこで目にしたのは、絶対にありえない人物の姿。<br /> また、体に蠱を抱える西域の青年牧師イルラックも、同じときに八華山を訪れていた──。<br /> 嵐の到来を予感させるシリーズ第3巻!