ジュエリーデザイナーの飛龍冬鹿は、5年前、骨董商の父を不可解な事件で亡くした。<br /> かつては海外で華々しく活躍した冬鹿だが、父殺害の嫌疑をかけられて全てを失い、秘書の達木一郎とふたり麻布の実家で世を忍ぶように暮らしている。<br /> 骨董と宝石の仕事を淡々とこなしながら、父の事件の手がかりを探る冬鹿。<br /> その並外れた審美眼で、蒐集家たちが差し出す美と謎の真偽を見極めていく――。<br /> 古美術と宝石をめぐるミステリアスドラマ!