――その恋は、サヨナラと一緒に降ってきた。<br /> 通り雨が過ぎて虹が出た昼休み、高二の百瀬太郎は同学年の美園玲と運命的に出会う。<br /> 美少女なのにクラスメイトとどこか距離を置いているクールな玲に、何故か百瀬はなつかれる。<br /> 幼少期のトラウマで「嫌だ」と言えない性格もあって、文化祭の準備を手伝わされる羽目になり――。<br /> やがて、逃れられない過酷な出来事が二人を襲う。<br /> 感動、切なさ、悲哀、愛しさ……涙が溢れる青春恋愛小説。<br />