七ツ星稲荷神社で見習い神主として家業を手伝う水主村勉――通称トムはどこにでもいる普通の高校生。<br />だが、「わし、狐だったんや」という言葉を遺して亡くなった祖父のせいで、トムの平和な日常は脅かされることになる。<br />ある晩、トムがあやかしと呼ばれる不可解な存在に襲われかけたとき、不思議な雰囲気の少女に出会う。<br />彼女は神社入口にあるペアの狐像の片割れだと言ってきて――。<br /> 謎の事件に見習い神主とケモミミ神使が挑む!